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耐震免震施工 取り扱い商品

①地震対策商材「絆」

石材のプロが自信を持っておすすめする“免震”施工

墓石専用免震パット「絆」は、振動実験を繰り返し墓石専用に開発された、耐水性・耐光性・耐熱性などに優れた特殊構造のシリコーンです。石材のプロが施工することで、地震の揺れを吸収して逃がす「免震」の役割を果たします。

【耐震と免震・シリコーンとは】
地震対策は「耐震」「免震」の2つに分かれます。耐震は心棒施工や耐震ボンドに代表される固定する手法で、地震の力と固定する力のいわば力勝負です。よって地震の力が上回れば倒壊し、固定する力が上回れば倒壊しません。
免震はシリコーンやウレタンなど吸収剤を挟む手法で、地震の力を吸収する方法です。

●材質の一般的見解
①シリコーン
耐熱・耐寒性:-100~260℃
耐水性:強い
紫外線:若干の劣化
②ウレタン
耐熱・耐寒性:-20~80℃
耐水性:弱い
紫外線:劣化が激しい

シリコーンは広い範囲の温度で、弾性体としての性質を保持できます。また耐水性に優れ、悪条件下でも性能を保ちます。ウレタン材は高温多湿の場所での使用には向かず、屋内での使用に向いています。

なぜ「耐震」ではなく「免震」なのか

「耐震施工」は、地震の揺れの強さに施工の強さで対抗するといったものです。「免震施工」は揺れを吸収する施工で、高層マンションや高速道路の架橋などに多く見られる方法です。耐震施工も地震対策としては有効ですが、近年の大型地震では被害が出ています。「耐える」という性質上、地震の力が上回ると墓石の場合は竿(一番上の石)が4~5m飛んで被害を大きくしたり、根こそぎ倒壊するという事例も出ています。
※墓石専用免震パット「絆」の施工は、地震による被害を補償するものではありません。

東日本大震災で地震被害0 (※)

「絆」を使い正規施工を施した墓石は、東日本大震災・熊本地震を含め倒壊0を継続しております。
※2012年6月時点の当社調べ、2012年7月時点の当社地震倒壊調査委員会調べによる。

国土交通省所管の振動実験装置にて震度7で実験済み


「絆」を施工した実物の墓石を用いて、国土交通省所管の振動実験装置で震度7までの実験を行っています。この実験には3D(縦揺れを含む)装置を使用しており、縦揺れにも横揺れにも強いことが証明されています。

②D-BOX(ディーボックス)

D-BOXとは?

D-BOXは松岡元名古屋工業大学名誉教授による「ソイルバッグ工法」の理論・効果・実績に基づいて、メトリー技術研究所が開発した製品です。 現在も、D-BOX工法の開発者・松岡元と野本太の両氏は、工法の発展のために挑戦を続けています。

D-BOXの主な効果

①地盤補強効果(沼地などの超軟弱地盤の補強も可能)
②機械・交通振動の低減効果
③地震動の低減効果
④液状化防止効果
⑤凍上防止効果

D-BOXの主な特徴

①セメントほか一切の固化材を使用しないため、環境に優しい
②水を通すため、土中に敷設した際に地下環境に影響を与えない
③基本的に土粒子を包み込むだけなので、CO2の排出量を軽減できる(メーカー比)
地盤補強と振動低減を同時に実現するため、コストパフォーマンスが高い
⑤D-BOX-SSはガイドゲージにより正確な寸法で施工できるほか、敷設後に中詰材を投入できるため、袋の劣化が最小限に抑えられ効率的に作業できる
⑥D-BOX-LSは形状を維持したままでの一本吊りによる移動と、正確な敷設ができるため、作業の大幅な効率化が可能
⑦基本的には表層改良による施工のため、地盤補強が効率的に行える
⑧D-BOXを敷設した周辺の地盤の強度を上げることができる

D-BOXの基本的な強度原理

袋に土を入れ上から荷重を加えると、袋が扁平し伸ばされる為、袋全体に張力が発生します。
その結果、土の粒子が内側に押し付けられ、土粒子間に摩擦力が生じます。
この張力を付加応力として発生した粒子間の摩擦力という「のり」が、D-BOXの基本的な強度の源なのです。

D-BOXの振動低減のメカニズム

外部より振動が入力されると、ごく微量ですがD-BOXに変形が生じます。
この時、D-BOX内部の固化している粒子が動こうとするため、更なる摩擦力が発生します。
つまり、D-BOXは振動エ ネルギーを摩擦エネルギーに変換する事により、入力された振動を弱めているのです。

D-BOXの内部拘束効果

各種D・BOXの内部には、拘束効果を高め、振動低減効果や点荷重などに対する強度増加を実現するための拘束具が設置されています。

D-Box-SS45/SS90

D-BOX-SSシリーズは、住宅や小規模な構造物、重機などの入らない現場などの使用に適した、地盤補強と振動低減を同時に実現する製品です。

D-BOX-SSシリーズの主な特徴

①D-BOX内にセットされているガイドゲージにより、正確な寸法で敷設出来ます。
②敷設後中詰材料を上部から投入できるため、作業の効率化が可能になる他、袋の劣化も最小限に抑える事が出来ます。
③ガイドゲージの内部拘束効果により、効果的な振動低減効果強度増加を実現します。
④付属のロックジョイントを使い水平2方向を完全接続できるため、小型の弱点であった点荷重に対する荷重分散効果が飛躍的にアップします。

D-BOX-SSシリーズの施工手順と施工例

D-BOX-LS100/LS150

【D・BOX-LSの形状】 左は閉じた状態(中詰材未投入)、右が上部を開いた状態(LS100)
D-BOX-LSシリーズは、道路、造成工事、倉庫や仮設部などの大規模な工事に適した地盤補強と振動低減を効果的かつ効率的に実現できる製品です。

D-BOX-LSシリーズの主な特徴

①LSは中央に突起したリフトバンドを持ち上げると、それに連動したトラスバンドが袋の張力に加え中詰材料に強力な圧縮力をかけて固化させます。これにより形状を維持したままでの吊り上げが可能となっています。
②形状を保持したまま一本吊りでの移動敷設が可能なため、施工効率の大幅なアップを実現しました。
③上面が完全に開くため、中詰材の投入が効率的に行える他、マジックテープを使った袋の開閉も簡単に行う事が出来ます。
④内部に設けられたトラスバンドの内部拘束効果により、中詰材を効率的に拘束固化できるため、より効果的な振動低減効果と強度増加を実現します。
※作業効率は落ちますが、重機の入らない小規模な現場で手作業での投入も可能。

D-BOX-LSシリーズの施工手順と施工例

D-BOX墓地施工工程写真

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